感覚過敏だけじゃない。見えない生きづらさ〜触覚低反応〜
- キッズランドまめの木
- 2023年7月5日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年11月12日

聴覚や嗅覚の感度は人によって異なります。女性の場合、妊娠中に臭いに敏感になった経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
発達障害の症状の1つとして「(感覚)過敏」はよく知られていますが…実は反対に「低反応」のケースもあります。とってもざっくり言えば「感覚がにぶい」という状態です。刺激に対する反応が人より小さい(低い)。
日常生活の刺激が痛みや苦痛になりがちな感覚過敏に比べると、低反応の困りごとは想像しにくいかもしれません。でも実は…かなり深刻な生きづらさにつながることもあるんです。
痛みに対する反応がにぶい場合、ケガへの対処が遅れる可能性があります。また、痛みを感じにくいため、自分にとって心地いい強さでスキンシップした結果、無自覚に人を傷つけてしまうこともある。
つまり…
低反応によって危機管理や対人コミュニケーション上の課題が大きくなりやすいということですね。
さらに…
触覚の低反応があると愛着形成にも困難が起きやすくなります。触覚が低反応だと接触・密着の効果が出にくいからです。低反応のためにハグなどの肌のふれあいによる愛着形成が進みにくい。
結果…
子どもから保護者への愛着が形成されにくく、親子関係にも課題が生まれやすくなる。こればかりは特効薬もないので工夫しながら根気強く向き合うしかないのですが…
感覚には「低反応」もあるということ、そして触覚低反応の場合、愛着形成にも根気強さが必要だということを…ちょっと頭に入れておくとよいかもしれませんね。
(参考)
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