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せっかくほめたのになんで...? 効果抜群!子どもが輝く魔法のリアクション

  • 執筆者の写真: キッズランドまめの木
    キッズランドまめの木
  • 4月7日
  • 読了時間: 6分

更新日:4月8日


ほめてるのに効果がない...?効果抜群!子どもが輝く魔法のリアクション|キッズランドまめの木

(目安:6分)


頑張ったね! すごい!

笑顔で声をかけた私。でも、小学4年の息子は顔を上げることなく、むしろ少し顔をしかめて小さな声で言いました。

どうせテキトーに言ってるだけでしょ...

毎日、たくさんほめようと意識してるのに。 どうして子どもの心に届かないのだろう?

このような経験はありませんか?

「ほめて伸ばしましょう」「肯定的な言葉がけが大切です」と言われる一方で、実際には「ほめ言葉が子どもの心に響いていないかも...」と感じることはよくあることです。

今回は、そんな悩みを抱えるあなたのために、子どもの心を動かす「魔法のリアクション」についてお伝えします。


 

1. 「いつもほめてるのに...」なぜ効果がないの?

疑問


▼ほめ言葉のインフレ現象

「ほめることが大切」とよく言われます。多くの保護者は意識的に「すごいね」「がんばったね」「えらいね」といった言葉を増やそうとします。

しかし、あまりにも頻繁に使われると「いつもの決まり文句」になってしまいます。おなじ言葉を頻繁に使うと、その価値(効果)が薄れてしまうのです。

 

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▼「形だけの褒め言葉」が子どもに伝わってしまう理由

もう一つの大きな要因は、言葉よりも「表情」「声のトーン」「体の動き」といった非言語メッセージを敏感に受け取っているということです。

例えば、スマホを見ながら「すごいね」と言うと、子どもは次のように感じ取ります⇩

言葉では『すごい』と言っているけど、本心からそう思っていない。ほめておけば子どもは喜ぶだろうと思ってるだけ…。

子どもは非常に鋭い観察者です。親の言葉と感情のズレを見抜く能力に驚かされることがよくあります。


 

▼子どもの成長段階によって変わる「響く言葉」と「響かない言葉」

年齢別:効果的なリアクションの使い分け

「すごいね」というシンプルな表現は、どの年齢にも使えるように思えますが、実は年齢に応じた言葉の選び方、伝え方が必要なのです。

 

2. 心を動かす「驚き」のリアクション

リアクション

▼「驚き」の感情が持つパワー

効果的なほめ方の秘訣は、実は「ほめ言葉」自体よりも、その前の「リアクション」にあります。子どもが何かを見せてくれたり、できるようになったりした時、まず大切なのは「驚き」の感情を素直に表現することです。

・えっ!?

・本当に!?

・どうやったの!?

こういった驚きや感動、興味を示すリアクションが、続く「すごいね」という言葉よりも子どもの心に響くことがあります。

例えば、子どもが描いた絵を見せてくれた時…

効果の薄いパターン

…上手だね

(絵をちらっと見て、すぐに次の作業に戻る)

効果的なパターン

わぁ! この色の組み合わせいいね! どうやって思いついたの!?

(絵をじっくり見て、興味を持って質問する)

後者の「驚き」のリアクションは、子どもに「自分の作品が相手の感情を動かした」という実感を与えます。これこそが、心に響くほめ方の本質なのです。


 


3. 子どもも気づいていない「無自覚の良さ」を見つける技術

発見

▼より具体的に

子どもの成長や変化の中には、本人も気づいていない部分がたくさんあります。こういった「無自覚の良さ」に光を当てることが、効果的なほめ方の大きなポイントです。

「頑張ったね」という抽象的な言葉よりも、「先週よりも字が丁寧になってる」「前より長く集中できるようになったね」など、具体的な変化や成長を伝えることで、子どもは「自分は成長している」という実感を得られます。


 

▼「無自覚な良さ」を見つけよう

子ども自身、自分の変化や長所には気づきにくいものです。そんな無自覚なポイントを見つけてリアクションすれば、きっとこどもの心にもよい影響を与えることができます。

ポイントは5つ…

効果的なほめ方|ほめるポイントを見つけるためのヒント|キッズランドまめの木


説明がとても分かりやすかった いつもより背筋がピンとしているね 友達が困っているのに気づいて手伝ってたね

など、子ども自身が意識していないポイントをほめると、「自分のことをちゃんと見てくれている」という安心感と、「気づかなかった自分の良さ」への気づきが生まれます。

<効果的な会話例>

親:今日のテスト、どうだった?


子:まあまあ…。80点だった。


親:(テストを見て)   あれ?この計算問題、   前は間違えてたけど、全部合ってる!

  どうやって解いたの?


子:ここ?前に間違えたやつはね、こうやるんだよ。   (嬉しそうに説明し始める)

この会話では、点数そのものではなく、「前は間違えていたところができるようになった」という具体的な成長に注目し、どのように解決したかに興味を示しています。子どもは、自分の成長プロセスを言語化することでより理解を深め、自信を得ることができます。


 

4.まとめ

いかがでしたか?

ついつい言葉ばかり意識しがちな「ほめる」ですが、言葉以上にリアクションが大事。そのことがほんの少しでも伝わっていたら嬉しいです。

付録に、効果的なリアクションや、ほめどころを見つけるワークシートを付けておきましたので、ぜひご活用ください😊

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

キッズランドまめの木

 



【付録】 効果的なリアクションの使い分け方

魔法のリアクション早見表|キッズランドまめの木


 

【付録2】 お子さんの変化を見つけるワーク

効果的な「ほめる」のためには、まずお子さんの様子をよく観ることが大切です。こちらのワークシートを参考に、お子さんの様子を観察してみましょう。

きっと10分くらいで見つかると思います。1年前と比べて、できるようになったことはありませんか?

ほめ方の上達のためのワーク|キッズランドまめの木

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【付録3】 めざせリアクション上手! ほめ方診断チェックリスト

めざせリアクション上手!ほめ方診断チェックリスト|キッズランドまめの木

▼次回予告:

「もったいない」が伝わる! 子どもの可能性を広げる叱り方

次回は、子どもが望ましくない行動をとった時に、どのように対応すれば効果的か、「叱り方」の新しい視点をご紹介します。「ダメ」ではなく「もったいない」というメッセージを伝える方法で、子どもの可能性を広げる関わり方を学びましょう。

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