「やる気出して!」と言わないで!〜お子さんが『できない』のは、やる気の問題じゃないよ〜
- キッズランドまめの木
- 2024年12月4日
- 読了時間: 4分
更新日:3月7日

(目安:3分)
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また叱ってしまった…
\
やる気あるの!? もっとしっかりやって!! そんなんじゃダメでしょ!!
こんな言葉を投げかけてしまい、後悔している保護者の方は少なくないと思います。
「できないのは本人の問題」と言われ続けて、お子さんもあなたも追いつめられていませんか?
実は、「できない」には意外な理由があるんです。今日はその理由について、ちょっと考えてみましょう。
\好き嫌いってなぜ起きる?/

嫌いな食べ物はありますか?
私はあります。キュウリが食べられないんです。
キュウリくらい食べられるでしょう? 頑張れば食べられるはず! おいしいのに…
何万回も言われましたが、大人になった今でも食べられません。これってやる気や好みの問題ですか?
ちがいますよね。 これは「感じ方」の問題です。
嫌いなものを口に入れると、味や食感、においがどうしても不快。口に入れておくことすら嫌になってくる…。
それは、あなたの感覚が人とちがうからです。親子でも感覚ってちがうものなんです。
実はお子さんの「できない」も、同じかもしれません。
\『できる』の条件/

何かが「できる」ためには、実は4つの条件が必要なんです。
1. 機能:体や感覚が働くこと
2. 体力:続けられる余力があること
3. 技術:やり方が分かっていること
4. 意思:やろうとする気持ち
たとえば車の運転。目が見えること(機能)、長時間運転できる体力、運転の技術、そして運転しようという意思が必要ですよね。
この4つのうち、「意思」は1/4でしかありません。
でも私たちは、ついつい意思の問題だけに注目してしまいがち。「やる気さえあれば…」と思ってしまうんです。
\"まだ"できない/

お子さんの「できない」
それは…
「やらない」のではなく 「まだできない」のかもしれません。
たとえば教室で静かに座っていられない。
これも、ただ座っているだけで精一杯の体力を使っている可能性があります。私達だって、教習所ではじめて運転した時はたった10分でも疲れたでしょう?
緊張や不安、集中…
単純な体力だけでなく、「静かに座っている」ことで目も耳も心も使う。それがまだまだしんどいのかもしれない。
「できるはずなのに…」ではなく、「まだできないんだね」という視点で見てあげると、意外とお子さんの姿が見えてくるかもしれません。
\まとめ/

「できない」は、必ずしもやる気の問題ではありません。むしろ、4つの条件のうちのどれかが、まだ育っていない可能性が高いんです。
今日からできることは…
・「やる気がない」と決めつけない
・どうして「できない」のか、ゆっくり観察する
・小さな「できた」を見つけて励ます
まずは、お子さんの「まだできない」に寄り添うところから始めてみませんか?
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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