「共感できない」は誤解かも? 〜自閉症の子の理解と共感のお話〜
- キッズランドまめの木
- 2月3日
- 読了時間: 3分
更新日:3月7日

(目安:3分)
/
友だちが泣いているのに
なんで慰めないの?
\
そんな疑問を感じることはありませんか?
自閉スペクトラム症(ASD)のお子さんは、
「共感が苦手」と言われることがあります。
でも、本当にそうなのでしょうか?
\共感の仕組み/

実は共感には、3つの工程があります。
○ 共感の流れ
① 相手の状況を把握する
② 相手の気持ちを推察する
③ 共感的なふるまいをする
何気なくやっている共感的なふるまいは、こうした流れによって生み出されるもの。裏を返すと、この工程のどこかでつまづいたら「共感的なふるまいができない状態」になるということです。
ですから、基本的な考え方として…
「共感できない」のではなく
「共感するための材料が不足している」と考えた方がよさそうです。
\なぜ、慰められないの?/

たとえば「泣く」という状態。どんな時に泣くか…と考えるといろんなパターンが見えてきます。
- 痛い
- 怖い
- 寂しい
- 悲しい
- 嬉しい
- 安心…
これらの候補の中から、周囲の状況などを参考に推察して関わるのが「共感的なふるまい」です。
状況からの推察ですから、そこには間違える可能性も存在しています。「正確なことはわからない」とも言える。自閉症のお子さんは一般的に「正しさ」をとっても大事にしますから、「わからない状態で勝手にふるまう」を避けがちです。
結果として、「目の前の子は泣いてるけど、なんで泣いてるかわからないから、まだ何もしない」という状態になってしまうのです。
「共感できない」とは少しちがいますよね。
\共感できない…わけじゃない!/

○ ASDの子の傾向
- 誤った対応を避けたい
- 慎重に考えすぎてしまう
- 確信が持てないと動けない
だからこう⇩してみましょう!
◯ 子どもの理解を助ける
- 状況を言葉で説明する
- 相手の気持ちを一緒に考える
- 対応方法を具体的に示す
\まとめ/

新しい視点で見えてくること⇩
・共感にはプロセスがある
・きちんとプロセスを踏めば共感できる
お子さんから見た現実を、いっしょに整理することからはじめれば、お子さんも周囲の人たちも滑らかに、穏やかに関わって生きていけるようになります。少しずつ心がけてみてくださいね😊
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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