top of page

診断を受けたら何をすべき?発達障害の初期対応ガイド

  • 執筆者の写真: キッズランドまめの木
    キッズランドまめの木
  • 2023年12月11日
  • 読了時間: 6分

更新日:10月10日


発達障害の診断を受けた子どもと向き合う保護者のイメージ

(目安:3分)

はじめに

わが子が「神経発達症(発達障害)」の診断を受けた時、親が抱く感情はとても複雑。

戸惑い、不安、焦り…もしかしたら後悔や、反対に安心という方もいるかもしれません。ただ多くの場合…

これからどうすれば良いのか…

という疑問が大きいのではないかと思います。

これまでまめの木ブログでは、発達支援の基礎知識などを順不同に掲載してきました。今後は学童期のお子様への適切な関わり方や支援の方法について、より重点的に取り上げていきます。

今日は、今後の連載に向けたガイダンスとして、診断後に保護者が知っておきたい6つのポイントを整理してみます。今後に向けた目次のようなイメージでお読みいただけると幸いです。

※近年、医学の世界では発達障害を「神経発達症」と分類していますが、ネット上ではまだまだ「発達障害」の方が一般的なようです。本ブログでもしばらくの間「発達障害」の表記を使用いたします。

📋 診断って何のため?|「ラベル」じゃない、支援への第一歩

診断を説明する医師とそれに困惑する母親|キッズランドまめの木

発達障害の診断は単なるラベルではありません。診断ですべてがわかるわけでも、診断によって特性が決まるわけでもないのです。

診断は、お子様の特性を深く理解し、それに合った支援を得るための重要な一歩です。

ASD(自閉スペクトラム症)やADHD(注意欠如・多動症)などの診断名は、お子さんの「できないこと」を並べたものではありません。むしろ、「こんな工夫をすると、この子はもっと力を発揮できる」というヒントの宝庫なんです。

今後、当ブログでは早期診断・早期介入がお子様とご家族にどのように役立つのか…などを詳しく紹介していきます。

💭 混乱、不安、焦り…それ、自然なことです|家族の感情との向き合い方

不安や葛藤を抱えた女性

診断を受けた後、多くの家族は混乱や不安を感じます。

私の育て方が悪かったのかな

周りにどう説明すればいいの?

この子の将来はどうなるんだろう…

そんな思いが次々と頭をよぎるかもしれません。でも、それらの感情はとても自然なこと。あなただけではありません。

ただ、これらの感情はストレスになり、ご家族自身の心身の健康を害するリスクになります。まめの木では保護者向けの個別面談なども行っていますが…今後ブログの中でも感情を整理し、ストレスを軽減するヒントをお届けします。

一人で抱え込まず、周りの力を借りることも大切な「支援」の一つです。

🏢 どこに相談すればいい?|活用できる制度と支援リスト

相談とメモ|わが子が発達障害と診断されたら…

診断を受けたけど、次に何をすればいいのか分からない…

そんな時に知っておきたいのが、地域で利用できる支援制度です。初期段階でどのように情報を集め、どんな制度を活用すべきかは、とても重要なポイント。

主な支援制度:

  • 計画相談(相談支援事業所): お子さんに合った支援計画を一緒に考えてくれる専門家

  • 通級指導教室: 通常学級に在籍しながら、特別な指導を受けられる

  • 放課後等デイサービス: 放課後や休日に、発達支援を受けられる施設

  • 児童発達支援: 未就学児向けの発達支援サービス

  • 特別児童扶養手当: 一定の条件を満たすと受給できる経済的支援

今後のブログでは、これらの制度の詳しい内容や、どうやって申請すればいいのか、どの施設を選べばいいのか…など、より具体的で実践的な情報を発信していきます。

まずは、お住まいの市町村の「障害福祉課」や「子育て支援課」に相談してみることから始めましょう。

🏠 今日からできる!家庭での小さな工夫の積み重ね


子育てに限らず、悩みや困りごとを一発できれいに解消することはできません。

大切なのは、ちいさな工夫を積み重ねること。

例えば:

  • 朝の支度がスムーズにいかない → 写真付きの「やることボード」を作ってみる

  • 読み書きが苦手そう → 読みやすいフォントや、デジタル機器の活用を検討する

  • 同じ遊びばかりする → それは安心のサイン。無理に変えようとせず、まずは受け入れてみる

これまでにも少しずつ紹介してきましたが、今後は学齢期のお子様に焦点を当てて、より具体的で、今日から試せるアイデアをご紹介していきます。完璧を目指さなくて大丈夫。小さな「できた!」を一緒に喜んでいきましょう。

🤝 一人で抱え込まないで|コミュニティの力と見つけ方

子育て相談会の様子|キッズランドまめの木|まめの木相談室

子どもも親も、健やかな日々を送るためには適切なコミュニティを持つことが大切です。

知恵や経験を共有し、時には愚痴を言い合うような場を持つことで、日々のストレスを軽減しながらたのしく子どもに向き合うことができるのです。

周りに相談できる人がいない… 同じ悩みを持つ人と話してみたい

そんな思いをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

まめの木ブログでは、毎月「子育て相談会 まめの木サロン」を開催しています。参加者同士で悩みを共有したり、ちょっとしたヒントを交換したり…気軽に参加できる場です。

また、今後はサロンのおしらせ・報告とともに、近隣地域の子育てコミュニティなども紹介していきます。お近くのコミュニティがきっと見つかると思います。

🌟 これからまめの木で発信していくこと

ボードに画鋲で留められたメモ用紙

最後までお読みいただきありがとうございます。

この記事でご紹介した6つのポイント:

  1. 診断の意味と重要性

  2. 家族の感情との向き合い方

  3. 活用できる制度と支援

  4. 家庭での小さな工夫

  5. コミュニティとのつながり

  6. そして、これから…

これらのテーマについて、今後より充実した記事をお届けしていきます。まめの木ブログが、発達障害の子を持つご家族にとっての情報とサポートの源泉となることを願っています。

今後の更新にご期待ください。

📌 こちらの記事もおすすめ

診断後の子どもとの関わり方について、こちらの記事も参考になります:

💬 お気軽にご相談ください

まめの木では、保護者のみなさまからの子育て相談にも対応しております。まめの木をご利用されてない方でも可能な限り対応させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ用公式LINE:

Instagram 覗いてみてね📸 /


最終更新: 2025年10月10日ㅤ



コメント


bottom of page