書字の苦手を克服!親子のためのやさしい書き方ガイド
- キッズランドまめの木
- 2023年11月27日
- 読了時間: 4分
更新日:2024年11月5日

書字の苦手さを克服
〜子どもたちが自信を持って書けるように〜
子どもの書字の苦手さは、多くの保護者が直面する課題の一つです。しかし「なぜ苦手なのか?」「なぜ汚いのか?」の理由はこどもによってみんな違う。
意図的に雑に書いているのなら気持ち次第ですぐに改善するかもしれませんが…基本的には「美しく書くことがむずかしい」ととらえる方が適切です。
本記事では、書字を苦手とする子どもたちが、楽しく、そして自信を持って文字を書けるようになるための方法をご紹介します。
反対の手で押さえる習慣を
字を書く時、ペンを持っていない方の手で紙をおさえるのは、適切に字を書くための大切なポイントです。手指の機能(障がい)によって押さえられない子もいますが、そうでなければ基本的には「反対の手で押さえながら書く」はできた方がいい。
ところが、発達特性にかかわらず字を覚えはじめた多くの子はこれができません。ペンを持ってる手に集中するあまりそこまで気が回らない…というのはあるいみ普通のことです。
そんな時は「立ったまま字を書く」のがよいかもしれません。
荷物の受け取りなど、急なサインやメモの際、私たちがよくやること。壁面に紙をおしあてて書く。そのためには反対の手で押さえる必要がありますから、必然的に両手をきちんと使うことになります。
ずっとこの姿勢で勉強するのはとても大変ですが、気分転換に数分チャレンジしてみるだけでも、「紙を押さえる」の感覚が身に着くかもしれません。

書くスペースを広げる
不器用な子どもたちにとって、小さなマスに字を収めるのは一苦労です。大きめのマスを使ったノートや原稿用紙を用いると、字形が整いやすくなります。
また…
「はみ出さないように…」などの余計なストレスを感じなくて済むため、文章の内容を考えるための精神的な余裕も生まれ、課題自体の精神的な負担を軽減することにもつながります。
力を入れて書く:濃い字で練習
文字が崩れがちな子どもたちには、「濃く書いて」と声をかけてみましょう。
力を入れて濃く書くことで、自然と書くスピードが遅くなり、字の形が整うことがあります。
「丁寧に書いて!」と言ってもなかなか変化は起きませんが、「ゆっくり」や「濃く書いて」と言った声かけが、結果的に丁寧な書字につながるのです。
成長に合わせて練習する
大人はついつい忘れがちですが、鉛筆をあやつるにも筋力などは必要です。運動神経や運動能力に差があるように、こどもたちの鉛筆をあやつる能力にも差があります。それは成長によって向上するものでもあるのです。
ですから…
体の発達段階によっては、意思に関係なく鉛筆の操作が難しい段階の子もいるのです。成長期に入って体が発達すると、鉛筆操作が容易になり、書字への抵抗も減ります。
この時期に練習を始めると、子どもたちはよりスムーズに書字を身につけることができます。裏を返せば未就学児から小学校くらいまでは、無理に「美しく書く」にこだわらなくてもよい…ということですね。
もちろん練習すればできるようになるかもしれませんが、厳しい練習によって書字自体を嫌いになるリスクの方が大きいように思います。
まとめ
以上、書字の苦手さを克服し、子供たちが自信を持って文字を書けるようになるための4つの方法をご紹介しました。
大人も子どももそれぞれに苦手なことがありますが、適切な方法とタイミングで対応すれば、改善の可能性はあります。保護者のみなさまも、子どもたち一人ひとりに合った支援の方法を見つけ、彼らの成長を温かく見守っていただければと思います。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました😊
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