自閉症児の子育て、"心配"から"希望"へ 〜子どもの特性を活かす視点〜
- キッズランドまめの木
- 1月7日
- 読了時間: 4分
更新日:3月8日

(目安:3分)
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うちの子、大丈夫かなぁ…
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子育ての中で、このような不安を感じるのは自然なことです。特に、自閉スペクトラム症のお子さんを育てていると、様々な場面で心配が募ることもあるでしょう。
たとえば…
公園で同年齢の子どもたちがみんなで遊んでいるのに、わが子は一人で黙々と砂遊びをしている。
保育園や幼稚園から「お友だちとのコミュニケーションが難しいようです」と言われる。
親戚が集まる場で「まだそんなこともできないの?」と言われてしまう…。
このような状況に直面すると、誰でも不安を感じます。今日は、そんな気持ちに寄り添いながら、子どもの特性を理解し、希望につながる視点についてお話ししたいと思います。
\心配の正体を理解する/

私たちの心配は、主に以下のような点から生まれます:
集団に適応できるか…という心配
コミュニケーションの取り方についての悩み
ほかの子より「発達が遅れているのでは」という不安
しかし、最近の研究では、これらの違いは「遅れ」ではなく、その子らしさの一つとして理解することの大切さが分かってきています。
自閉スペクトラム症という言葉の「スペクトラム(連続体)」が示すように、それぞれの子どもが持つ特性は実に多様です。
\子どもの行動には理由がある/

よく耳にする「困った行動」も、子どもの視点に立って見てみると、その子なりの理由が見えてきます。
例えば…
☑ 掃除機の音で耳をふさいで泣き出してしまう
→ 感覚が敏感で、大きな音が本当につらいのかも?
☑「いつもと違う」を極端に嫌がる
→ 予定の変更に不安を感じているのかも?
このような行動の背景には、その子の感じ方や考え方の特性があります。「困った子」ではなく、「困っている子」として理解することで、適切な支援の方法が見えてきます。
\"どうすればできるか"を考える/

お子さんの特性を理解すると、新しい可能性が見えてきます。
例えば…
☑ 大きな音が苦手なら、イヤーマフを用意する
☑ 予定変更に不安があるなら、見通しを持てる工夫をする
☑ 興味のある分野を通じて、コミュニケーションの機会を作る
一つひとつの小さな工夫が、お子さんの「できた!」という体験につながっていきます。
\おさらい:3つのポイント/

1. 子どもの行動には意味がある
子どもの行動の背景にある気持ちや感覚を理解しようとする姿勢が、適切な支援の第一歩となります。
2. 比較ではなく、個性として捉える
「みんなと同じ」を目指すのではなく、その子なりの成長のペースを大切にしましょう。
3. 一人で抱え込まない
同じような経験を持つ保護者との交流や、専門家への相談を通じて、新しい視点や具体的な工夫が見つかることがあります。
「心配」は「気にかけている」という証です。でも、その心配に支配されることなく、お子さんの特性を理解し、適切な支援を考えていくことで、新しい可能性が開けていきます。
次回は、研究から見えてきた、子どもの特性を活かした具体的な関わり方についてお話ししていきます。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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