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「やって当然」でも伝えたい!子どもが変わる"お礼"の力とは?

  • 執筆者の写真: キッズランドまめの木
    キッズランドまめの木
  • 2022年12月19日
  • 読了時間: 4分

更新日:11月17日


娘の勉強につきあう父親 穏やかにフィードバックを与えている

(目安:3分)

💭「何度言っても自分から動かない…」そんなお悩みありませんか?


うちの子、言われないと動かないんです やるべきことを、自分から進んでやってほしいのに…

そんなお悩みを、よく耳にします。

特に中高生になると、「もう大きいんだから自分でやってよ…」と思う場面も増えますよね。でも、声をかけても動かない。注意しても変わらない。

そんなとき、「ほめて伸ばす」という言葉が頭に浮かぶかもしれません。

叱らず、ほめましょう! ちいさな変化を見落とさないことが大切です!

これまでに何度も見たアドバイス。

でもわかっていてもできないから困ってる…。

ということで今日は、「ほめる」より効果的なアプローチのご紹介。ここから2分で読めます。ぜひ最後までご覧ください😊

🌱 まめの木での小さな変化

すすんで洗い物をするこども|キッズランドまめの木の日常

中高生を対象としているキッズランドまめの木の鹿の子校。生活力や社会性の向上のため、お皿洗い等も分担して行っています。先日、こんなことがありました▼

普段さりげなく役割をサボる子が、

自らすすんでお皿を洗ってくれたのです✨️

きっかけは、前日にありました▼

日課のあとかたづけをしていた時、たまたま近くにいた子。僕が手伝いを頼むと快く手を貸してくれました。丁寧にお礼を言いつつ「明日の皿洗いも頼むね」と声をかけると、翌日本当に皿洗いをやってくれたのです。

しかも…

依頼を待たずに自分から。

💌 「やって当然」でも、きちんと伝える

机上の便箋と封筒 Tank you|丁寧にお礼をつたえよう

その日の皿洗い担当はその子。

役割ですから「やって当然」ではある。

ㅤㅤ

でも、「自らすすんで」やってくれたことを含めて、きちんとお礼を伝えました。すると、その日の1回で終わらず、その後もさまざまな手伝いをしてくれるようになりました。

もちろんまだまだ、サボってしまうことはあります。でも、どんなにあたりまえの行動でも、生まれつきできる子はいません。日常の中でその作業を体験し、技術を身につけ、必要なタイミングを把握できるようになってはじめて、「あたりまえ」になる。

本来、「やって当然」なんてものはないのかもしれません。

💡「ほめる」より「お礼」が効く理由

耳打ちする女の子と楽しそうに聴くお友だち|大事なことを共有するイメージ

無理やりほめるのではなく、あたりまえのことでも、きちんとお礼を伝える…。ここに、子どもの自主性を育む小さなコツがあるように思います。

「ほめる」と「お礼を伝える」は、似ているようで少し違います。

ほめるのは、

評価する側とされる側の関係

お礼は、

対等性のある感謝の表現

こども…特に中高生は、「評価される」ことに敏感です。でも「ありがとう」という感謝は、素直に受け取ってくれる。そして、自分が誰かの役に立った実感が、「また手伝おう」という気持ちにつながるのです。

✅️ 今日からできる、小さな声かけのコツ

暗闇に射す光 差し出した手|希望をつかむイメージ

「お礼を伝える」アプローチ…

家庭でも今日から試せます。

✅ 「やって当然」のことでも、やってくれたら「ありがとう」を伝える

✅ 何を手伝ってくれたか、具体的に言葉にする(例:お皿洗ってくれて助かったよ)

✅ 無理に大げさにせず、自然なトーンで

中高生でも、小学生でも、年齢を問わず効果的です。

発達に偏りのあるお子さんにも、そうでないお子さんにも。

「自分から動ける子」に育てる第一歩は、こんな小さな声かけから始まるのかもしれません。ぜひ試してみてくださいね😉

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

キッズランドまめの木


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