家庭の魔法〜心を育むちいさな工夫〜
- キッズランドまめの木
- 2024年1月22日
- 読了時間: 4分
更新日:2024年8月6日

(目安:4分)
はじめに
漠然とした不安や不満を抱えるあなたへ
子育ては、喜びと同時に時に挑戦をもたらします。特に発達障害のあるお子さんを育てるのは多くの保護者にとって未知の領域。漠然とした不安やストレスを感じることも少なくないでしょう。
共働きなどの現実の中で、家庭、職場、そして子育ての間でバランスを取ることに苦労しているご家庭も少なくありません。
しかし、この記事を読んでいるあなたは、すでに大切な一歩を踏み出しています。現状に対して「これで良いのだろうか?」と疑問を持ち、情報や知恵を求めるのは改善への第一歩だからです。
その疑問は、決してあなたが不十分な保護者だから生じるのではありません。それは、より良い親になろうとするあなたの強い意志の表れなのです。
本稿では、子育てにおける家庭の大切な役割を改めて整理します。漠然とした不安や不満に向き合いながら、小さな工夫で大きな変化を生み出すための第一歩を踏み出しましょう。

家庭の役割
子どもの成長を支える大切な場所
子どもが毎日を過ごす場所は、大きく分けて学校、サードプレイス(学童や放デイなど)、そして家庭です。
それぞれが子どもの成長にとって大切な役割を持っていますが、家庭は特に大切な存在です。なぜなら、家庭は子どもが一番リラックスし、自分自身でいられる場所だからです。
学校は、学びや友だちとの交流が中心です。一方、放デイや学童では、遊びや社会性の発達に重点が置かれます。どちらもある意味では成長や発達を促すための場所と言えます。
家庭はこれらとは少しおもむきが異なります。家庭は、学びや成長以前に「生活の場」だからです。それは喩えるなら…
学 校〜全体練習 放デイ〜個別練習 家 庭〜休息
と言えるかもしれません。どんなアスリートでも休息は必要。24時間休みなくトレーニングすることは、かえって心身のバランスを崩し、望ましい成果(成長)を遠ざける結果になってしまいます。
家庭は、こどもが日々の経験を家族と共有し、感じたことや考えたことを話す大切な場です。これにより、こどもたちは自分の体験や記憶を整理し、成長へのエネルギーを蓄えることができます。
また、家族は子どもの心の動きをより深く理解し、子どもにとって必要な支援を適切に提供できるようになるでしょう。
このように、家庭は子どもの安全な避難所であり、自己表現の場所です。具体的な知識や技術以上に、それらを身につけるためのエネルギーを蓄えることができる。ですから、家庭の役割は、学校や放デイとはまったく異なる、かけがえのないものなのです。

好ましい関わり方の例
こどもとのつながりを深めるための小さな一歩
家庭での子育てにおいては、こどもとの関わり方が重要です。ここでは、こどもとのつながりを深めるための簡単で効果的な方法を4つご紹介します。
・話をじっくり聞く
こどもが話しているときは、スマホを置き、目を見て耳を傾けましょう。そうすることで、こどもは「自分の話を聞いてもらえている」と感じ、安心します。これは、信頼関係を築くための第一歩です。
・一緒に活動する
行動をともにすることは親子の絆を深めます。たとえば一緒に料理をしたり、絵を描いたり、外で遊んだりすることで、こどもは自分が大切にされていると感じます。共有した体験は、親子の記憶に残ります。
・ほめることを忘れずに
小さな成功や努力を見逃さずに、適切にほめましょう。ほめられることでこどもの自信が育ちます。ただし、ほめるときは具体的な行動もしくは前回とのちがいをほめることが大切です。
・ルールを明確にする
こどもにとって、明確なルールは安心感を提供します。ルールを守ったときのほめ言葉や、ルールを破ったときの適切な対応をすることで、こどもは安定した環境の中で学びます。
これらの工夫はこどもの心に大きな影響を与えます。毎日の忙しさの中でも、これらを心がけることで、こどもとの関係は着実に深まっていきます。

まとめ
家庭での小さな一歩が大きな変化を生む
いかがでしたでしょうか。本稿では、家庭がこどもの成長において果たす大切な役割を再確認しました。家庭は、学校とは異なる環境を提供し、こどもの心身の健康を育む大切な場です。そして、家庭での小さな関わり方の工夫が、子どもの心に大きな影響を与えます。
こどもの話をじっくり聞くこと 共に活動する時間を作ること 積極的にほめること
これらはほんの数分でできる小さな工夫です。忙しい日々の中ではありますが、少しずつでもチャレンジしていただけたら幸いです。
キッズランドまめの木では、より具体的に、お子さまの特性にあわせた関わりのヒントなどを個別相談で提供しております。ご希望の方はまめの木心理相談室の公式LINEからお問い合わせください。
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