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子育て相談会で見つけた、心が軽くなる子育ての新しい視点〜5月度まめの木サロン開催報告〜

  • 執筆者の写真: キッズランドまめの木
    キッズランドまめの木
  • 6月2日
  • 読了時間: 6分

まめの木サロン・子育て相談会|キッズランドまめの木・公認心理師|茨城県・石岡市・土浦市・行方市・小美玉市|発達支援・療育・特別支援・ASD・知的障害

(目安:5分)

お父さんの言うことは聞くのに、私の言うことは聞いてくれない…

先日開催した子育て相談会。

こんな悩みから話し合いが始まりました。

参加した方の多くが、「ああ、うちも同じ」と深くうなずいていたのが印象的でした。一人ひとりの表情から、どれほど多くの親御さんがこの悩みを抱えているかが伝わってきます。

みんな同じ想いを抱えている〜孤独じゃない安心感〜

みんな同じ想いを抱えている〜孤独じゃない安心感〜|キッズランドまめの木

家庭環境はそれぞれ違います。

シングル家庭で一人で頑張っている方もいれば、両親が揃っていても役割分担で悩んでいる方もいます。祖父母と同居している方、兄弟姉妹の関係で複雑な状況にある方もいるでしょう。

でも…不思議なことに、置かれた状況がこんなにちがっても、似たような葛藤や悩みを抱えているんですね。

なんで私ばっかり… もっと上手にできるはずなのに… 他の家庭はうまくいってるように見えるのに…

そんな想いがあることを、みんなで確認し合えました。

相談会では、参加者同士が共感し合える瞬間が何度もありました。「ああ、私だけじゃないんだ」という安堵の表情を見ていると、孤独感がいかに親御さんを苦しめているかを実感します。

一人で悩んでいるときは大きく見えた問題も、みんなで話すと「なんだ、よくあることなんだ」と思えてくる。それが人と繋がることの力なんですね。

子どもの「使い分け」は成長の証拠社〜社会性の芽生え〜

子どもの「使い分け」は成長の証拠社〜社会性の芽生え〜|キッズランドまめの木

「状況によって子どもの反応が違う」ことを、多くの親御さんが悩みの種として捉えています。でも実は、これは社会性が着実に育っている証拠なんです。

私たちだって、上司の前では働き方を変えますよね?友人といるときと、職場にいるときでは自然と振る舞いが変わります。電話で話すときの声と、家族と話すときの声も違うはず。それって当たり前のことで、むしろ社会性の表れです。

子どもも同じなんです。

相手や場面を見て行動を調整している。お母さんには甘えられる、お父さんには叱られるかもしれない、先生の前では頑張らないといけない。そんな風に使い分けができるということは、むしろ立派な成長の証拠なんですよ。

子育ては「連携プレー」〜一人で抱え込まない考え方〜

子育ては「連携プレー」〜一人で抱え込まない考え方〜|キッズランドまめの木

サッカーに例えてみましょう。

11人の選手全員が右サイドを守るチームはありませんよね。前の選手が右を守れば、後ろの選手は左を守る。ゴールキーパーは全体を見渡して指示を出す…。それぞれが違う役割を果たすことで、チーム全体が機能する。それが連携プレーです。

子育てもおなじです。

お母さんが声をかけてうまくいかなくても、その後お父さんが成功したら、それは立派な連携プレー。お母さんが感情的になってしまった後に、おばあちゃんが優しくフォローしてくれる。それも連携です。

前の仲間が相手選手に抜かれても、それは「反省すべきこと」ではありません。むしろ敵を誘導して、後衛が守りやすい状況を作っているかもしれないんです。だから「母親失格」なんて自分を責める必要はありません。チームプレーなんですから。

一人で全部うまくやろうとしなくていい。

みんなで連携して、子どもを支えていけばいいんです。


共有することで生まれる安心感

共有することで生まれる安心感|キッズランドまめの木

相談会では、感情的になってしまった体験談も多く語られました。

ついカッとなって大声を出してしまった 理不尽だと思いつつ、イライラを止められなかった

そんな正直な話も飛び出します。でも話していると少し楽になってきます。一人で反省していたときは重かった体験も、みんなで話すと「人間らしいエピソード」に変わっていく。

同じような経験をした人がいるって分かるだけで、心が軽くなるんですね。一人で抱え込んでいると重たい荷物も、みんなで分け合えば軽くなる。

孤独が一番つらいんだと、改めて実感した瞬間でした。


心の整理整頓のススメ〜見え方が変わる魔法〜

心の整理整頓のススメ〜見え方が変わる魔法〜|キッズランドまめの木

ごちゃごちゃになったタンスを想像してみてください。全部出して、きれいにたたみ直すとスッキリしますよね。服の量は変わっていないのに、なぜか気持ちよく感じます。探し物も見つけやすくなる。

心も同じなんです。

子どもの行動が変わらなくても、自分の気持ちや状況を整理するだけで、ストレスはぐっと軽減できます。モヤモヤした感情を言葉にして、誰かと共有する。それだけで心の「整理整頓」ができる。

問題の本質は変わらなくても、見え方が変わる。それって実はとても大きな変化なんですよね。

完璧じゃなくていい、明日が少しだけ楽になれば

完璧でなくていい、明日が少しだけ楽になれば

保護者の皆さんは、子育てや教育の専門家ではありません。行き詰まることがあって当然で、それは決して悪いことではないんです。むしろ、悩むということは、それだけ真剣に子どもと向き合っている証拠でもあります。

素直に悩みを話して、共感し合って、少しずつ軌道修正していく。完璧を求めるのではなく、今日より明日が少しだけ楽になればいい。そんな気持ちで、一歩ずつ歩んでいけばいいのではないでしょうか。

子どもも親も、みんな違っていい。

みんな完璧じゃなくていい。

でも、みんな一人じゃない。

親子双方が笑顔でいられる毎日を目指して。

それが何より大切なことなのかもしれませんね。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!次回もどうぞお楽しみに😉




キッズランドまめの木

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