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子どもの暴言・暴力を減らすには?衝動性が高い子への4つのアプローチ

  • 2024年7月5日
  • 読了時間: 5分

更新日:3月25日


母親が子供に優しく話しかける。背景に時計と本棚。暖色の部屋。「まずはここから!乱暴な言動へのアプローチ」のテキスト。|キッズランドまめの木

(目安:4分)

💭 また叩いちゃったの…

💭 なんでそんな言い方しかできないの…

💭 何度言っても変わらない…

衝動性の高い子どもの乱暴な言動には、正直、疲れますよね。 毎日のことだと、どうしても気力がなくなってくる。

先日の記事では、衝動性と暴力性はそもそもちがうということをお伝えしました。

では、実際にどう関わればいいのか。

今日は、まめの木のスタッフが現場で実践している4つのアプローチをご紹介します。 魔法のような即効策ではありません。でも、続けることで少しずつ変化が起きる方法です。

🚫 「それはダメ」ときちんと伝える

親子が薄茶色の部屋でテーブル越しに向かい合い笑顔。背景にソファと窓、壁に絵が飾られている。温かい雰囲気。

まず大前提として——

どんな理由があれ、 乱暴な言動はやめたほうがいい。

まわりは苦痛だし、本人も損をする。

たとえ発達特性や衝動性が関係していたとしても、「だから仕方ない」で終わらせてはいけません。その子のためにも、なりません。

だから、乱暴な言動があった時には「それはダメ」「その言い方はちがう」ということをきちんと伝えます。ただし…

次に紹介するように、ダメと伝えることは「罰を与えること」とはまったく別の話です。

⚡ 罰は与えない──罰が逆効果になる理由

ソファに座る母親と男の子が微笑み合うイラスト。背景に窓と植物があり、暖かい色合いが特徴的な室内です。

「ダメと伝えましょう」と聞くと、つい説教や罰をイメージしてしまいませんか?

でも、それは違います。

ここで伝えたいのは、淡々と「それはよくないよ」と伝えるということ。 感情的に怒鳴ったり、罰を与えたりすることではありません。

「罰を与えればやめる」——この考え方では、事態は好転しません。むしろ、ひどくなる可能性のほうが高い。

衝動性の高い子どもに必要なのは、罰による抑止ではなく、別の自己表現を身につけることです。 そのためのアプローチが、次の2つです。

💬 「なにが嫌だったの?」と必ずたずねる

光の差し込む公園で、悩む少年が座り、チェックのシャツを着た女性が慰める。背景に遊具と遊ぶ子供たちがいる。

乱暴な言動があった後、少し落ち着いてから——必ず聞くようにしていることがあります。

🗨️ なにが気に食わないんだ?

🗨️ なににムカついてんの?

言葉が出ない子にも、答えてくれなさそうな子にも、必ず。

興奮しているさなかに問いかけると、かえって刺激になってしまうことがあります。だから「少し間を置いてから」がポイントです。

答えてくれれば、それ自体が落ち着く一歩目になります。言葉にすることで頭が整理され、その場がおさまることも多い。

でも、答えなくてもいいんです。

大事なのは「本人の気持ちを聞こうとしている」という姿勢そのもの。 その積み重ねは、いずれかならずその子からの信頼になって返ってきます。

「聞いたってどうせ答えてくれない」——そう思ったとしても、答えなくていいから聞く。 ここが、一番大事なポイントです。

🔄 子どもの気持ちを言葉に変えて代弁する

夕陽のビーチに座る男女の後ろ姿。砂浜で向かい合い、穏やかに会話中。空は淡いオレンジ色で、リラックスした雰囲気。

子どもの言葉は、大抵の場合こんな感じです。

🗯️ 知るかよ! 🗯️ うっせぇな! 🗯️ ムカつくんだよ!

それで構いません。

その言葉を聞いた上で、こちらがそれを言い換えてあげればいい。

🗨️ そうか、音がうるさすぎたんだな? 🗨️ さっきの指示が嫌ってことか? 🗨️ やりたくないってことね?

淡々と、それだけ。

乱暴な言葉の代わりに「本当はこれが言いたいんだろうな」という推測を声に出す——これが気持ちの代弁です。代弁を繰り返すことで、子どもは少しずつ自分の気持ちを表現する言葉を身につけていきます。

一回や二回では成果は出ません。 でも、「どうせ聞かない」と叱りつけるだけでは、1年後も5年後も同じ状況です。

暴言・暴力を減らすには、代わりの自己表現を育てること。 そのために、まずこちらが代弁し続けることが大切です。

📝 まとめ——変化は、時間をかけて起きる

日没の中、シルエットの大人と2人の子供が草原を歩く。背後には黄金色の空が広がり、平和な雰囲気が漂う。

今日ご紹介した4つのアプローチをまとめます。

 ✅ 乱暴な言動には「それはダメ」と伝える

 ✅ 罰は与えない

 ✅ 少し落ち着いてから「なにが嫌だったの?」とたずねる

 ✅ 子どもの言葉を言い換えて代弁する

子育てに魔法はありません。

「言って聞かせればすぐ変わる」なんてことはない。

だからこそ、まずわたしたち大人が「すぐに変えようとしない」という覚悟を持つことが大切です。

10回、20回と繰り返すうちに、少しずつ変化が出てくる。 1年、2年と経った頃に「そういえば昔は乱暴がひどかったな」と懐かしむ——そんな未来に向けて、段階的に関わっていきましょう。

その関わり届く時が、きっとやってきます。

🌱キッズランドまめの木🌱

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