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「障がい」ってどこにあるの?支援の基本となる考え方

  • 執筆者の写真: キッズランドまめの木
    キッズランドまめの木
  • 2022年12月1日
  • 読了時間: 4分

更新日:11月12日

「障がい」ってどこにあるの?支援の基本となる考え方|キッズランドまめの木

(目安:3分)

あれ…うちの子だけできてない…

そんな経験ありませんか?

お子さんが学校や園で困っている様子を見ると、「うちの子だけ?」「この子の中に何か問題があるのかな?」と心配になりますよね。

でも、ちょっと待ってください。

「困りごと」や「障がい」は、本当にお子さんの中だけにあるのでしょうか?

✏️ 障がいには、さまざまな種類があります

多様性のイメージ カラフルなサークルとグラデーション

身体障害 精神障害 発達障害(神経発達症)…

障害には様々な種類があります。

研究も日々進んでいて、処方される薬も変化しています。例えばADHDの症状を緩和するための薬「インチュニブ」は2017年3月に認可され、2019年に対象範囲が拡大されました。そして実は…医学の進歩とともに「障害とは何か」という考え方も、少しずつ変わってきているんです。

💡 障害は「その人と環境の間」に発生するもの

メガネと近眼|障害は特性と環境によって生じる

今日お伝えしたいのは 「障害はその人と環境の間に発生するもの」という考え方。支援の基本となる、とても大切な視点なんです。

🧐 メガネがなければ障害者は増える?

私はメガネを使っています。

視覚障害者ではありません。

近眼と乱視です。

でも、もしこの世にメガネが存在しなければ…私はきっと視覚に大きな生きづらさ( ≒ 障害)を抱えることになるでしょう。メガネという「環境の工夫」が存在することで、私の目の困りごとは大きく軽減されています。

つまり、「見えにくい」という困りごとは、私の目だけにあるのではなく、「目」と「環境(メガネがない世界)」の間に生じていたわけです。

💭 発達の特性もおなじ

こどもの困りごとに向き合おうとする父親|キッズランドまめの木

お子さんの「困りごと」も、おなじように考えることができます。たとえば…

集中できない:

→ 座席を前の方にする

  視界に入る刺激を減らす

  短い課題から始める etc…

  環境を変えることで集中しやすくなる

予定の変更が苦手

→ 視覚的なスケジュール表を使う   事前に変更を伝える工夫をする etc…   環境の工夫で不安を減らせる

大きな音が苦手

→ イヤーマフを使う

  静かな場所で過ごす時間を作る etc…   音環境を調整することで楽になる

「お子さんの特性」を変えようとするのではなく、「環境」を変えることで、困りごとは減らせるのです。

🖊️ まとめ|小さな環境の工夫が、大きな違いを生む

穏やかに過ごせる環境で娘とほほえみあう父親|キッズランドまめの木

障害はその人の特性自体よりも、「特性と環境との間に生じるもの」。この視点を持つことで、「うちの子を変えなきゃ」ではなく、「環境を工夫しよう」という前向きな気持ちになれます。

ちょっとした環境の工夫が、お子さんの「できた!」を増やし、笑顔を増やすことも多いです。家庭の環境調整…少しずつやってみてくださいね😊

キッズランドまめの木

📝 環境を変えることで困りごとを減らす、具体的な工夫について知りたい方は、こちらの記事もおすすめです


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